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聖書の学び メッセージ > 聖書の学び
聖書の学び
Title
   第4課「ペルシャ帝国の大臣ダニエル」  
Speaker
   堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
   
Date
   2016-01-07


読むみことば: ダニエル6:21_22
覚えるみことば: 箴言17:9
参考にするみことば: ダニエル1:17_21
教育目標: 自分を陥れて殺そうとする相手にも悪いことをせず、相手の心を推し量れる良い心を持つ聖徒になるようにする。

南ユダ出身のダニエルは、少年期に国が滅びる痛みを味わいました。これによってバビロン帝国にとりこになって連れて行かれる身の上になりましたが、彼の信仰は終始一貫していました。神が嫌われることなら自分も徹底的に嫌って、いのちを失うとしても妥協しない心でした。
このように捕虜の生活をしながらも、神の御前で信義を裏義らなかったので、ダニエルは神からまことに良い心だと認められました。歳月が過ぎて環境が変わっても、変わらず神の良きみこころを追って行うダニエルを、神は喜ばれて、大きな名誉と権力を得るようになさいました。
それで、ダニエルはネブカデネザル王に見込まれてバビロン全州を治めたし(ダニ2:48_49)、ベルシャツァル王の時はバビロン帝国の第三の権力者になりました(ダニ5:29)。バビロン帝国が滅びた後も、彼はペルシャ帝国のダリヨス王に認められて、大臣になりました。ダニエルの善に感動された神が下さった祝福なのです。

1. 自分を陥れて殺そうとする相手にも悪いことをしないダニエル

ダニエル書6章で、ダリヨス王は全国に任地を持つ百二十人の太守を任命して、彼らの上に三人の大臣を置きました。その中のひとりがダニエルです。彼は、他の大臣や太守よりも、きわだってすぐれていて、王の寵愛を受けました。
王はすべてのことに何の欠点もない彼を任命して、全国を治めさせようとしました。すると、大臣や太守たちはダニエルをそねんで策略を巡らします。まず、彼らは国政についてダニエルを訴える口実を見つけようと努めました。しかし、何の欠点も見つけることができませんでした。
結局、悪い者たちはダニエルが日に三度、エルサレムに向かって祈ることを口実として訴える計略を巡らしました。彼らはダリヨス王のもとに来て、王のためのようなふりをしながら「今から三十日間、王以外に、いかなる神にも人にも、祈願をする者はだれでも、獅子の穴に投げ込まれる」という禁令を制定させます。王がその文書に署名して、誰も変更されることのないように緻密に準備しました(ダニ6:7_9)。
ダニエルは知恵と悟りのあらゆる面で国中のどんな呪法師、呪文師よりも十倍もまさっていて、すべての幻と夢とを解くことができました(ダニ1:17_21)。ですから、ねたむ者たちが自分を陥れるためにどのように出て来るだろうということぐらいは簡単に見抜けます。しかも王に見込まれて寵愛を受けているので、いくらでも王にこのことを知らせて、危機を免れることもできました。
しかし、ダニエルはそうしませんでした。心から神により頼んでいたので黙っていて、いつものように、屋上の部屋の窓はエルサレムに向かってあいていて、日に三度、神の御前に祈り、感謝していました。もし自分を陥れる者たちの計略を王に告げたら、彼らが害を被るのは明白なことです。しかし、ダニエルは誰にも悪いことをしまいとする良い心だったので、王に告げなかったし、悪い者たちに対抗もしませんでした。仮に自分がいのちを失うようになったとしても、彼らに悪いことをすることができなかったのです。
もし相手に害になることを知っていながら言ったら、決して善と言えません。人が良い心になるほど、相手に害になったり心を傷つけたりする言葉は自然に言わなくなります。このように誰にも悪いことをしないで、相手の利益を求める心が神の御目にかなう善です。「この話は今しないほうがいい」と思うとか、あることをどうしても伝えなければならない場合は、善の表現で遠まわしに言うようになります。
しかし、これと違って、自分が直接相手に言わないとしても、親交のある目上の人に、その人のことを心配するふりをしながら、その弱点や短所を言う場合もあります。自分は相手のために、また神の国のためにそう言ったと思うかもしれませんが、心の良い人は相手のそむきの罪をおおってあげるようになります(箴17:9)。

2. 相手の心を推し量って、良い言葉で慰めるダニエル

神に向けられたダニエルの信仰は、彼をねたむ悪い人々でさえ認めるほど、信実で堅固でした。ダニエルが禁令に署名がされたことを知っても、いつものように祈るだろうと予想して、これを利用したことだけを見てもわかります。
果たしてダニエルは予想したとおり神の御前に変わらず祈りました。すると悪い者たちは直ちに王に訴えます。ダリヨス王はその時はじめて。その禁令がダニエルを打ち倒すための計略であることを悟って、日暮れまで非常に憂えます。
しかし、すでに署名がなされたので、王であってもダニエルを救う方法がありませんでした。このように王がためらうと、悪い者たちは再び王のもとに来て、王が制定したどんな禁令も法令も、決して変更されることはないので、すみやかに法律のとおり施行するようにそそのかします。
やむを得ずダニエルを獅子の穴に投げ込むように命じてから、王はダニエルに「あなたがいつも仕えている神が、あなたをお救いになるように。」と慰めます。これを通して、ダニエルが普段王に、自分が仕えている神についてどれほどよく伝えていたのかわかります。
王は寵愛する臣下を守れず、獅子の穴に渡さなければならなかったので、悲痛な心でした。ダニエルが獅子の穴に投げ込まれたその日、王は一晩中断食をして、食事を持って来させなかったし、眠けも催しませんでした。
王は夜明けに日が輝き出すとすぐ、獅子の穴へ急いで行って、悲痛な声でダニエルに呼びかけます。「生ける神のしもべダニエル。あなたがいつも仕えている神は、あなたを獅子から救うことができたか。」(ダニ6:20)。王はダニエルが生きているだろうと思って呼びかけたのではありません。常識によると、ダニエルはすでに獅子の餌になっているはずです。
ところが、どうしたことでしょうか。「王さま。永遠に生きられますように。」というダニエルの声が聞こえてきました。また、「私の神は御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の害も加えませんでした。それは私に罪のないことが神の前に認められたからです。王よ。私はあなたにも、何も悪いことをしていません。」と言うのです。一言一言、良い言葉で王の心を慰めています。
もしダニエルが王に対してさびしい心が少しでもあったとすれば、「私は誰にも悪いことをしたことがないのに、王はどうして奸臣の言葉を聞いて、私を死に追いやられたのですか。ご覧ください、私の神が御使いを遣わして、獅子の口から救ってくださいました」と恨んだでしょう。
もしかしてダニエルがこのように言ったとすれば、王は心苦しくて、どうしたらよいかわからなかったでしょう。しかし、ダニエルは恨みと悲しみの混じった言葉は全く出しませんでした。むしろ、自分が獅子の穴に投げ込まれた後、王がどれほど悲しんだかわかるので、王の心を推し量って、一刻も早く自分が生きているということを知らせたかったのです。それで、夜明けに日が輝き出すとすぐ急いで来た王に「王さま。永遠に生きられますように。」と安心させてから、神のみわざを伝えました。
もし皆さんがこのような状況に置かれたら、ダニエルのような良い告白ができるでしょうか。たとえば、ある事を進めるとき、自分の意見が受け入れられません。それでも結果が良ければよいのですが、結果も良くありません。そうする時、相手を力づける言葉、変わらず神により頼む信仰の言葉が出せるでしょうか。
それとも「ほらご覧なさい。私の言ったとおりにしなかったから、だめになったじゃありませんか」と相手に恥ずかしい思いをさせていないでしょうか。このような言葉は相手にさらに重荷を負わせるだけです。相手の立場では、そうでなくても穴にでも入りたい気持ちでしょうに、このように面と向かって言うなら、どれほど恥ずかしいでしょうか。いくら正しい言葉でも、相手を恥ずかしくするなら慎むべきです。
心の良い人は自然に心で抑えられます。そうするしかなかった相手の立場を理解して、恥ずかしい思いをしないように気を配ります。
教会の中や家庭、職場で、このように良い心で互いに仕えたら、平和が壊れたり、不仲になったりすることは起きないでしょう。相手が先に自分に良くしてくれるのを願うのではなく、自分が先に相手に良くしてあげれば、行くところはどこででも平和を保つことができます。
ダニエルのように良い心を持ったら、悪い者が触れないことはもちろん、死も避けることができます。ひょっとして何かの試練や困難がやって来るとしても、それはさらに大きい神の栄光を現すためにしばらく許された過程であるだけです。いつも神に喜ばれる良い行いと告白で、人生に祝福が満ちますように。


* まとめと適用
1. ダニエルは夜明けに日が輝き出すとすぐ獅子の穴に急いで来た王に、何と告白したでしょうか。

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2. ダニエルは悪い者たちが自分を陥れることだと、いくらでも王に知らせて危機から免れることができたのに、そうしなかった理由は何でしょうか。

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* 今週の課題
次回は使徒パウロついて学びます。コリント人への手紙第一15:9_10を読んで、使徒パウロの善とは何か考えてきましょう。


* 知って力にしましょう
ダリヨス王とは誰か?(ダニ5:31)
もともとメディヤとペルシャは北と南に分かれていた国であって、メディヤが領土と人口、軍事と経済力などのすべての面でペルシャを圧倒していた。ところが、ペルシャ王とメディヤの王女が結婚して婚姻同盟が結ばれ、その間にクロスが生まれる。この時までは、同盟とはいっても、ペルシャはメディヤの属国に近かった。しかし、ペルシャはクロスが王になってから国力が成長し、結局メディヤを征服する。この時、クロスは世界征服のためにはメディヤの力が必要だったので、メディヤの王を丁重に待遇して同盟を結ぶことによって、強大国を倒すことができた。クロスは最強国のバビロンを征服してから、メディヤとペルシャの連合王国を立てる。その期間は二年くらいと短かった。この時、クロスは自分の母方のおじでもあるメディヤ王を連合王国の指導者として立てる。彼がまさにダニエルを寵愛したダリヨス王である。残りの征服戦争を終えて戻って来たクロスは統治権をダリヨスから移譲され、二年間の連合制国の幕を下ろして、ペルシャ帝国の時代を繰り広げる。

 
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