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聖書の学び メッセージ > 聖書の学び
聖書の学び
Title
   第25課 「天国の場所と冠(5)」  
Speaker
   堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
   
Date
   2010-06-25


読むみことば: 第一ヨハネ3:21-22
覚えるみことば: 黙示録21:11
参考にするみことば: 第二テモテ4:8、黙示録4:4
教育目標: 神に喜ばれる信仰の五段階の人々が入る天国の場所と冠について調べる。

神をこの上なく愛する四段階の信仰が成長すれば、五段階の信仰になります。この段階では、神を愛して命令に聞き従う次元ではなく、神の心とみ思いを悟って従うので、神に喜ばれる次元です。それでは、信仰の五段階の人々が入る天国の場所と冠について、具体的に調べてみましょう。


1. 神の心とみ思いを推し量って、あふれるまでに従う段階

親子の間では互いに愛していると言いますが、親の言うことに100パーセント聞き従う子どもはあまり多くいません。従うこともあり、そうできないこともあるし、ある子どもは従うどころか、全く逆らったりそれたりもします。一方、心から湧きでる従順ではないけれど、親の言うことだからと、人の道として服従する子どももいます。良い子どもは親を愛して、心を痛めないように、ただ言われたことに従うだけです。言われたとおり100パーセント従って、親の心を安らかにさせるのです。
これよりもっと愛がまさっている子どもは、親が何かを命じるとき、なぜそう言われたのか心まで推し量って、親が願う以上に果たします。また、言われなかったことまで探して、親の心にぴったり合わせて、あらかじめしておきます。
親は子どもをみな愛していますが、その中で特に親を愛して心から従う子どもがいるなら、その子をさらに愛するしかありません。しかも、その子が親の良いところにそっくり似ていて、やることはみな親の心の奥底までぴったり合うようにしてくれたら、親は本当にうれしいでしょう。
同じように、神は「しなさい、してはならない、守りなさい、避けなさい」と記された聖書のみことばに完全に聞き従う子どもをこの上なく愛するしかありません。ここから進んで、神の心とみ思いまで推し量って行なうなら、どれほど喜ばれるでしょうか。まさに信仰の五段階に至った人がこのようです。
信仰の四段階では、心に罪と悪がなくて、神をこの上なく愛するので、神が何かを命じられれば、条件をつけずに従おうとします。しかし、神の深い心まで推し量って従うには、まだ足りません。
一方、信仰の五段階は、命じられたとおり従うだけでなく、「なぜそんなことを命じられるのか」神の心とみ思いを推し量って、命じられたことよりあふれるまでに従います。それも、ある一瞬だけあふれる行ないを見せたり、時々濃い愛をささげたりするのではありません。一日24時間、毎分毎秒、ただ神に喜ばれようと生きていきます。そのような姿が10年過ぎても、100年過ぎても変わることがなく、むしろすぐれていくのが信仰の五段階です。


2. 信仰の五段階の人が入る新しいエルサレム

天国の場所の中で最も美しくてすばらしいところが、まさに新しいエルサレムです。神が備えられた愛の結晶体なのです。まことの子どもを得るために永い歳月を待ってこられた神が、まことの子どもたちと永遠に愛を分かち合って生きようと、最善を尽くして用意された愛の巣です。ここには花びら一つ、飾られた宝石一つにも神の愛と御力が込められていて、その方の栄光が満ちています。

1) 新しいエルサレムの大きさとかたち
新しいエルサレムのかたちは正六面体で、長さも幅も高さも同じであり、一万二千スタディオン(約2,400km)です(黙示録21-22章)。城壁はきれいで透き通った青い光が漂う碧玉で、都は混じりけのないガラスに似た純金です。
城壁の回りにはそれぞれ三つずつ、計十二のアーチ型の真珠門があり、門にはイスラエルの十二部族の名が書いてあります。新しいエルサレムの土台石は十二の宝石でできています。十二の宝石の霊的な意味を総合すれば、神の完全な心であり、主の心です。
真珠門をくぐって都の中に入れば、太陽や月がないけれど、神の栄光が取り巻いていて、いつも昼間のように明るくてまぶしいです。きらびやかな栄光の雲の間から、家を飾るさまざまな宝石の光が合わさって、まるで都全体が生きて動いているように見えます。
三天層と新しいエルサレムの家は二階建てで、純金と宝石で華麗に建てられています。池、庭園、動物園、ゴルフ場、舞踏場など、望む施設を全部個人的に持てます。三天層の家も純金と宝石でできていますが、その種類と光が新しいエルサレムとは違いがあります。新しいエルサレムには非常に多様な種類の宝石があり、それぞれの宝石から二重、三重に光を放ったりします。
また、新しいエルサレムのどの家にも、主人が心を御霊によって耕した程度と、忠実に仕えた功によって、また行ないと好みによって、多様な特色があります。栄光の光が家にどれほど取り巻かれているのか、どんな宝石で飾られているのかだけ見ても、家の主人がどれほど聖められて、この地上で神に喜ばれる生き方をしたのかわかります。

2) 新しいエルサレムの報い
新しいエルサレムに入れば、望むことは何でもかない、想像さえできなかった大きくて美しい場所と報いを受けます。しかし、大切なことは、建築材料と施設の一つ一つが、この地上で神にささげた愛と忍耐、忠実と献身を通して造られるということです。この地上で愛するものや願うものを主のために献身してささげれば、新しいエルサレムではこれらすべてに対する慰めと報いを受けます。神の国のために悲しむとき流した涙一滴も、むなしく消えないで、家を造る資材と飾りになります。ただ神のみこころどおり生きたので、天国ではすべてのものを味わうようになさるのです。
ここでの服は、最も美しくて色鮮やかで、輝いてひらひらした服に華麗な宝石がつけられていて、多様な模様が縫い取られています。この地上でどれほど感謝したかによって感謝の模様がつけられてあり、賛美の模様、喜び、祈りなど、多様な模様があります。その中で、特に栄光の模様は神に特別に栄光を帰した人が受けます。他の模様と明らかに区別されて、このような模様が飾られた人はさらに尊く仕えられます。
頭にかぶる冠には、基本的に義の栄冠(第二テモテ4:8)と金の冠(黙示録4:4)があります。その他にも、花で飾った冠、真珠、クリスタルをはじめ、あらゆる宝石が繊細で華麗に飾られた冠が用意されていて、時に合わせて変えてかぶります。
また、女の人には特別な髪飾りがあります。パラダイスには冠がなくて、飾りもない髪ですが、上の段階に行くほど美しくて華麗な飾りをつけます。新しいエルサレムの女の人はさまざまな宝石とともに、特別に美しい色を発する糸のような飾りで髪を飾ります。輝く美しい飾りひもがまるで髪の一部のように長く垂れて、うっとりした光彩を発します。
このように天国では各人が着る服の色や光、服に飾られた模様と宝石、また頭にかぶった冠とさまざまな髪飾りで、どれほど神に愛されて認められているのか一目でわかります。
新しいエルサレムでは、着替える時や宴会に行く時や、どこに行って何をしようが、各人に付き従う御使いが影のように仕えます。また、各人が結んだ御霊に属する実の程度によって、仕える御使いの数も違います。
新しいエルサレムは美しくて華麗なだけでなく、その中で学んで、見て、聞いて、楽しんで、愛を分かち合うことに限りがありません。永遠の人生の一瞬一瞬が新しくて幸せなことで満ちています。いつも宴会が開かれていますが、時には神が主催されたり、主と聖霊様が主催されたりもします。神が施される宴会には、それぞれが最高に美しく装って、最上のものを食べて飲んで、美しい賛美と踊りを楽しみます。その栄華は言葉で表現できません。
私たちが聖められて真理に変えられるほど、この地上で生きている間も天国の幸せが深く感じられます。天国の望みと喜びが増すほど、この地上に対する未練が消えて、どうすれば神に栄光を帰して、多くの魂を救って一緒に新しいエルサレムの栄光を味わえるかという霊的な望みだけが心に満ちます。
<第一テサロニケ5:23>に「平和の神ご自身が、あなたがたを全く聖なるものとしてくださいますように。主イエス・キリストの来臨のとき、責められるところのないように、あなたがたの霊、たましい、からだが完全に守られますように。」とあるように、すみやかに聖められて全く聖なるものとされるように努めなければなりません。


* まとめと適用

1. ( )の中に正しい言葉を入れてください。
「都には神の栄光があった。その輝きは高価な( )に似ており、透き通った( )のようであった。」(黙示録21:11)
2. 信仰の五段階の人が入る新しいエルサレムに関する説明のうち、間違っているものを選びなさい。
1. 新しいエルサレムのかたちは正六面体で長さも幅も高さも同じである。
2. 城壁の回りにはそれぞれ三つずつ、計十二のアーチ型の真珠門がある。
3. 新しいエルサレムでは義の栄冠と金の冠だけが与えられる。
4. 家は二階建てで、純金と宝石で華麗に建てられ、池、庭園、動物園、ゴルフ場、舞踏場など、望むすべての施設が持てる。


* 今週の課題

今まで学んだ信仰の段階と天国の場所と報いを、一段階から五段階まで簡単に表にまとめてみましょう。


* 「用語」を知って力にしましょう!

十二の門を「真珠」で造られた理由
貝は異物が肉に入り込めば、苦しくて体液を出して異物を取り巻く。その体液の結晶体がまさに真珠である。貝が真珠を作るまで多くの痛みと忍耐が必要なように、聖徒たちが新しいエルサレムの資格を得るまで、どんな苦しみも耐え忍んで真理に昇華させなければならないという意味を込めて、神は真珠で新しいエルサレムの門を造られた。

 
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